中国 四川省にある楽山大仏とは
中国の四川省にある楽山大仏は、世界でも屈指の巨大な石仏として知られています。唐代に約90年をかけて造られたと言われ、高さは71メートル。肩幅だけでも約28メートルあるので、人が近づくとその大きさに圧倒されてしまいます。実際に目にすると、まるで山そのものが仏像になったかのような迫力がありました。
この大仏は世界文化遺産にも登録されており、観光客だけでなく地元の人々からも信仰の対象として大切にされています。特に、川の流れを鎮めるために造られたという伝承があり、宗教的な意味だけでなく歴史的な背景も興味深いものがあります。
楽山大仏は、単なる観光名所ではなく、中国文化や四川省の歴史を感じられる場所。訪れる前に写真で見ていたはずなのに、実物を目にすると「これが本当に人の手で造られたのか?」と驚かされました。
船から楽山大仏を見学
楽山大仏を観光する方法は大きく分けて二つあります。
- 陸から階段を使って大仏の足元まで降りるルート
- 船に乗って川から全体を眺めるルート
私は後者の船での観光を選びました。理由は、大仏の全体像を一度に見られるからです。階段を降りると部分的にしか見えないのですが、船に乗ると水面から頭のてっぺんまで一望できます。特に夕方の時間帯は、夕日に照らされた赤茶色の岩肌と大仏の穏やかな表情が相まって、幻想的な光景でした。
実際に船に乗ってみると、川の流れがやや速く揺れもありましたが、それ以上に「とにかく大きすぎる!」という感想しか出ません。船内では多くの観光客がスマートフォンを構え、歓声を上げながら写真を撮っていました。足の爪の一つひとつまで彫られているのがはっきりと見え、職人たちの細やかな技術に感動しました。
四川省 楽山大仏へのアクセス方法
楽山大仏へ行くには、まず四川省の省都・成都から向かうのが一般的です。成都から楽山までは約150キロほど離れており、移動の手段はいくつかあります。
- 高速鉄道:成都東駅から楽山駅まで約1時間。最も便利で時間も読みやすい。
- 長距離バス:成都新南門バスターミナルから出発し、約2時間で到着。費用は鉄道より少し安め。
- 車(タクシーや配車サービス):時間は約1時間半〜2時間。グループ旅行なら便利。
楽山駅やバスターミナルに着いたら、市内バスやタクシーで大仏の観光エリアまで移動します。船で観光したい場合は、岷江の遊覧船乗り場から乗船可能です。
私の場合は成都から高速鉄道を使い、その後タクシーで船着き場まで行きました。鉄道は時間通りに運行されるので安心感があり、観光スケジュールを立てやすいと感じました。

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実際に訪れて感じた四川省 楽山大仏の魅力
実際に楽山大仏を訪れてみると、写真や映像では伝わらないスケール感が全身に迫ってきます。特に船から見上げたときは、自分がどれだけ小さな存在かを思い知らされました。
- 大きさの迫力(高さ71メートルは想像以上)
- 歴史的価値(唐代から千年以上残る文化財)
- 信仰の深さ(今も地元で祈りが捧げられている)
- 観光体験の多様さ(船・陸から異なる視点で楽しめる)
四川省といえば麻婆豆腐や火鍋などの四川料理も有名ですが、歴史や文化を肌で感じられる楽山大仏は、それらの食体験と並んで旅の大きなハイライトになりました。
また、周辺には峨眉山という仏教の聖地もあり、あわせて訪れるとより充実した旅になります。四川省を旅するなら、食・文化・自然をすべて味わえるこの地域をおすすめしたいです。
まとめ:中国 四川省 楽山大仏は一見の価値あり
「中国 四川省 楽山大仏が大きすぎた!」というタイトルは冗談のようですが、実際に行ってみると本当にその一言に尽きます。歴史や文化を背景に持つ大仏を前に、ただ圧倒される体験は一生忘れられないものでした。
四川省を訪れる際は、ぜひ楽山大仏を船から見ることをおすすめします。
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