関西空港からエジプトへ行く途中で立ち寄ったドバイ
関西空港からエジプトのカイロへ向かう旅路で、私はエミレーツ航空を利用しました。その経由地がドバイだったため、乗り継ぎ時間を利用して街に出て一泊することに決めたのです。空港から市内への移動は流れが良く、道路や案内表示が整っているため予想よりもスムーズでした。到着したのは夜で、空気には湿気が残っていたものの街のライトアップが美しく感じられました。短時間の滞在ながらも、ホテルチェックイン、夕食、早朝の市内観光を詰め込んで効率よく回す計画を立てたのが功を奏しています。多くの旅行者が経由地で短時間の観光を楽しむのは、限られた時間で「その土地らしさ」を体感できるという利点があるからで、私自身もそのメリットを強く実感しました。
- 利点:短時間でも主要スポットを押さえられる
- 注意点:気温差が大きいので薄手の羽織りを用意すること
- 移動:空港〜市内はタクシーか配車が便利
ドバイマリオットホテルのラウンジ
私が宿泊したのはドバイマリオットホテルです。ホテル到着時にまず感じたのはロビーの広さと落ち着いた雰囲気で、短い滞在でも十分にくつろげる環境でした。ここで役立ったのがMarriott Bonvoy アメックスのカードで、提示することでいくつかの恩恵を受けられました。具体的には、チェックイン時に空室があれば広めの客室へアップグレードしてもらえたこと、ホテル内の専用ラウンジを利用させてもらい軽食や飲み物で休めた点、そして手続きがスムーズだった点です。ラウンジでは出発前に軽く食事をとったり、帰着後に冷たい飲み物でリフレッシュしたりできて、短時間滞在の疲れを和らげるのにとても助かりました。実例を一つ挙げると、通常のシングルからコーナールームへのアップグレードで窓から見える摩天楼の眺めが格段に良くなり、夜景を楽しみながら休めたことが印象に残っています。
ラウンジ
- アップグレード例:スタンダード→コーナールーム(眺望良好)
- ラウンジ:軽食、コーヒー、アルコール類が用意される場合あり
- 利便:チェックイン・チェックアウトが比較的スムーズ
現地ツアーの市内観光バスで周遊
ドバイでは現地の市内観光バスに乗って名所を効率よく回りました。二階建てのバスは開放感があり、屋外席からは市街地の雰囲気を直に感じられます。中でもひときわ目を引いたのがブルジュ・アル・アラブで、帆を模した外観が遠くからでもはっきりとわかるほどの存在感でした。豪華なホテルとして「世界で最も贅沢なホテル」と紹介されることもあり、宿泊や館内レストランを利用しないと中に入れないことが多い点も特徴です。バスの車窓から撮った写真でも、その独特なフォルムは一目でドバイと分かるほど印象的で、実際に目の前で見るとスケール感に圧倒されます。短時間の旅程でも車窓観光だけで十分な迫力があり、写真映えするスポットが多いのもドバイ観光の魅力です。
二階建て周遊観光バス
ブルジュアルアラブ
- ブルジュ・アル・アラブの特徴:帆の形を模した外観、超高級ホテルという位置づけ
- 見学のコツ:バスの進行方向側の席を確保すると写真が撮りやすい
- 注意:ホテル内部へ入るには宿泊やレストラン予約が必要な場合が多い
ドバイモールの無料で見られる巨大水族館(ドバイモール 水族館)
次に訪れたのはドバイモールで、ここは単なる買い物施設を超えた観光スポットです。館内には国内外のブランド店や飲食店が並び、歩くだけで時間が過ぎてしまう広さがありました。注目すべきはモール内にある巨大な水族館(ドバイ水族館)で、外側のガラス越しに無料でサメやエイなどが泳ぐ姿を楽しめます。さらに入場料を払えば水中トンネルを歩いたり、近くで生き物を観察できるエリアに入ることもできます。私の場合は短時間滞在だったため無料エリアで充分に迫力を堪能しましたが、小さなお子さん連れなら有料エリアも含めて計画する価値があります。館内は冷房がしっかり効いているので外の灼熱と比べて非常に涼しく、外と中の温度差対策が必要です。
- 無料で見られる範囲:巨大水槽の外観と一部見学スペース
- 有料でできること:水中トンネル、ダイビング体験など
- 便利情報:写真を撮るなら午後の自然光が柔らかくなる時間帯が狙い目
世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」を現地ツアーで最上階に登った
ドバイで外せないのがブルジュ・ハリファへの訪問です。高さ828メートルを誇るこの超高層ビルは街のどこからでもその尖塔が見えるほど象徴的な存在で、私は市内観光ツアーのオプションで展望台へ上がりました。エレベーターは非常に速く、数十階分を短時間で駆け上がるため耳が少しつまるような感覚を覚えます。展望デッキからの眺めは圧巻で、砂漠やペルシャ湾まで含めた大パノラマが広がります。夜には下方で行われる噴水ショー(ドバイ・ファウンテン)を見下ろすこともでき、ライトと音楽が織りなすショーを高所から眺める特別感は格別でした。実際に上ることで、ドバイが「空間の演出」にとても力を入れている都市だと強く感じました。
- 体験のポイント:夕暮れから夜にかけてが景色の変化を楽しめる
- 移動の目安:展望台は事前予約推奨、当日券は混雑時に入手困難な場合あり
- 写真のコツ:窓の反射を避けるためにカメラを窓に近づけると良い
ドバイの感想
短い滞在で回ってみた印象を正直に述べると、ドバイは「砂漠の国」と「近未来都市」が見事に同居する場所でした。都市部は建物や施設の規模が極めて大きく、どこへ行ってもスケール感に圧倒されます。観光の効率を考えると、短時間なら市内観光バスの利用がとても合理的で、名所を車窓から眺めつつポイントで下車して見るというスタイルが向いています。また、屋内施設は冷房が強めなので薄手の羽織りを一枚持っていると楽に過ごせます。印象に残った点を箇条書きでまとめると次の通りです。
- 施設や観光地は「世界一」をうたうものが多く、体験の特別感が強い
- 観光バスは短時間滞在での効率的な回り方に最適
- ホテルのラウンジやカード特典で滞在の満足度が高まる(例:Marriott Bonvoy アメックスの活用)
- 屋内外での温度差対策が必須で、持ち物に注意が必要
最後に一言で表すなら、経由地として立ち寄るだけではもったいないほど見どころが詰まった街でした。次はもっと余裕をもって砂漠の風景や伝統的な市場にも足を延ばしたいと考えています。
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