中国雲南省へ 昆明 麗江の旅 その1

こんにちは。今回はわたしが体験した少し波乱のスタートを切った旅の前半を紹介します。関西空港から出発し、北京を経由して昆明へ向かう予定だったのですが、思わぬハプニングが待っていました。

関空から中国・雲南省へ 北京空港での予想外のトラブル

この旅は、関西空港から北京経由で雲南省の昆明へ向かうルートでした。雲南省といえば、少数民族文化が色濃く残り、麗江古城や玉龍雪山など見どころの多い地域。飛行機に乗る前から胸が高鳴っていました。

しかし、北京首都国際空港に到着してから、いきなりのトラブル発生。空港内を移動するモノレールが突然停止したのです。アナウンスもなく、しばらく待つ羽目に。仕方なく重い荷物を引きながら、レール横をひたすら歩くことに。広大な北京空港を歩くのはまるで「空港探検」のようで、途中で足がガクガクになりました。

  • 空港の表示はすべて中国語と英語。迷いやすいので注意。
  • 途中にある売店では水の値段が意外と高い(市内の3倍ほど)。
  • 案内スタッフに尋ねるときは「where is domestic terminal?」など簡単な英語で十分。

なんとか次の搭乗口へたどり着いたものの、このあとさらに大きな問題が起きます。

北京から昆明行きが欠航 急遽、北京で一泊観光へ

北京から昆明へ向かう便は夜発の予定でした。ところが出発直前、空港アナウンスが流れ、まさかの「当日欠航」。理由は霧による視界不良とのこと。雲南省は高地なので天候が変わりやすいとは聞いていましたが、まさか初日から宿泊地変更になるとは思ってもみませんでした。

ホテルの食堂で麻婆豆腐を食べる

航空会社の案内で北京郊外のホテルに宿泊することになり、ようやくチェックイン。旅慣れているつもりでも、こういうハプニングはやはり疲れます。ですが、せっかくの機会なので翌日は北京市内を少し観光することにしました。

故宮

  • 故宮や天安門広場は混雑しているため朝早く行くのが正解。
  • 冬の北京は乾燥が激しいため、リップクリームやマスクは必需品。
  • ホテルの朝食は中華と洋食が半分ずつ、意外と日本人の口にも合う。

「旅のトラブルも思い出のうち」と自分に言い聞かせながら、翌日の予定を立てていたところ、ホテルのスタッフが「いいドライバーがいる」と紹介してくれました。軽い気持ちでお願いしたのですが、これがまた忘れられない体験につながります。

ホテルで紹介されたドライバーと 誰もいない万里の長城へ

翌朝、まだ薄暗いうちにホテルのロビーに降りると、一台の車が待っていました。ドライバーは笑顔のやさしい中年の男性。「今日は観光客の少ない場所に連れて行くよ」と言われ、少し不安ながらも出発。車窓から眺める冬の北京郊外は、乾いた空気と薄い朝霧に包まれていて、幻想的な雰囲気でした。

1時間ほど走ると、目の前に現れたのはほとんど人のいない万里の長城。有名な八達嶺や慕田峪ではなく、地元の人しか知らないような小さな入り口から入る場所で、観光バスの姿もなし。静かな空気の中、石造りの階段を登っていくと、遠くまで続く長城の姿が広がっていました。

  • 観光客がいないため、写真撮影に最適。
  • 階段は急で滑りやすいので運動靴必須。
  • ドライバーは途中の売店で温かい豆乳を買ってくれた(心に染みる優しさ)。

あの静けさと澄んだ空気は今でも忘れられません。予定外の北京滞在でしたが、結果的に「誰もいない万里の長城」という貴重な体験ができました。旅は思い通りにいかないからこそ面白い、そう感じた瞬間でした。

次回は、ようやく辿り着いた雲南省・昆明から麗江への道のりと、古城の街歩きの様子を紹介します。お楽しみに。

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