奄美大島 西阿室へ 海亀を探して

ゴールデンウィークに家族で奄美大島と加計呂麻島(かけろまじま)を訪れました。大阪から出発し、子どもたちも一緒ののんびりとした国内旅行。目的は、奄美大島の海で海亀に出会うこと。青く澄んだ海と豊かな自然に包まれた旅行記、観光情報を紹介します。

大阪からJAL2465で奄美空港へ

出発は大阪伊丹空港から。JAL2465便で奄美空港へ向かいました。フライト時間はおよそ2時間。窓の外にはエメラルドグリーンの海が広がり、旅の始まりを感じさせてくれます。
子連れ旅行なら、朝の便を選ぶと到着後の行動がスムーズ。ゴールデンウィーク中は混雑するため、早めのチェックインが安心です。機内で配られる観光パンフレットを眺めながら、子どもたちも期待に胸をふくらませていました。

奄美空港からレンタカーで古仁屋港へ

奄美空港に着いたら、まずはレンタカーを借ります。空港周辺には数社あり、事前予約がおすすめ。軽自動車を選び、奄美本島の南端にある古仁屋港(こにやこう)を目指しました。
ドライブの途中には、海岸線を一望できる展望台や地元の商店が点在。道の駅で買った黒糖アイスを食べながら走る時間も楽しいものです。運転時間は約2時間半。自然豊かな風景に癒されながら、港へと到着しました。

古仁屋港からフェリーで西阿室へ

古仁屋港からは加計呂麻島行きのフェリーに乗船します。西阿室まではおよそ2020分の船旅。穏やかな海の上を進みながら、加計呂麻島の緑豊かな山々と白い砂浜が見えてきます。
フェリーのデッキでは潮風が心地よく、子どもたちも大はしゃぎ。地元の人が「西阿室は海がきれいだよ」「海亀が見られるかもね」と声をかけてくれ、温かい島の雰囲気に包まれました。

西阿室に到着 民宿 南龍に宿泊

港を降りると目の前に広がるのは、まるで絵のような青い海。今回宿泊したのは「民宿 南龍(なんりゅう)」。木のぬくもりが感じられる宿で、オーナーが優しく迎えてくれました。
西阿室の海が一望でき、夜には満天の星空。波の音が心地よく響き、都会の喧騒を忘れさせてくれます。子ども用の布団や食事も用意してもらえ、家族連れにぴったりの宿でした。

西阿室の夕陽

西阿室の晩御飯は「お食事処もっか」で

夕食は地元で人気の「お食事処もっか」へ。地魚の料理や、島料金が楽しめます。特に長命草の天ぷらは絶品でした。
店内はアットホームな雰囲気で、地元の人との会話も自然と弾みます。

長命草の天ぷら

西阿室の紹介 海亀が泳ぐ静かな集落

西阿室は加計呂麻島の中でも特に穏やかな集落。観光地化されていないため、手つかずの自然が残っています。砂浜を歩くと、透明な波の中に魚や海亀の姿が見えることも。

大鰻に餌をあげる

大鰻

小さな港や古い石垣、木陰に座るお年寄りの姿など、どこか懐かしい風景が広がっています。人の温かさと自然の美しさが調和した場所で、時間の流れがゆっくりと感じられます。

赤井次郎 氏 銅像

赤井次郎 氏 寿像

奄美本島に戻りブルーライト奄美に宿泊 ビーチで海亀に遭遇

翌日、フェリーで奄美本島へ戻り「ブルーライト奄美」に宿泊しました。目の前がビーチのリゾート宿で、南国ムード満点。
夕方、浜辺を散歩していると、なんと本物の海亀が現れました。波打ち際でゆっくり泳ぐ姿に感動。子どもたちも息をのんで見つめていました。奄美の自然がそのまま生きていることを実感した瞬間です。

奄美海洋展示館で海亀に餌をあげた

奄美の海をもっと知りたくて、奄美海洋展示館へ。海の生き物たちを間近で見られ、子どもたちにも人気のスポットです。
中でも楽しかったのが海亀への餌やり体験。甲羅をパタパタと動かして寄ってくる姿が可愛らしく、子どもたちは大喜び。スタッフさんが海亀の生態を丁寧に説明してくれ、学びのある体験になりました。

スーパービッグでみきを買う

地元のスーパー「スーパービッグ」では、奄美の定番ドリンク「みき」を購入。米とさつまいもを発酵させた甘酒のような飲み物で、ほんのり甘くて飲みやすい味。
地元の人は朝食代わりに飲むそうで、健康飲料として親しまれています。冷やすとさらに美味しく、旅の疲れを癒してくれました。お土産にもおすすめです。

島豆腐 高野の豆腐ステーキがうまい

奄美のもう一つの名物が島豆腐。中でも「高野」の豆腐は有名で、濃厚で弾力のある味わいが特徴です。
地元の食堂で食べた豆腐ステーキは香ばしく、外はカリッと中はふんわり。醤油の香りが食欲をそそり、ご飯が進みます。お土産としても人気で、旅の思い出の味になりました。

島豆腐 高野

原ハブ屋でハブを見てハブグッズを購入

奄美で有名な観光スポットのひとつが原ハブ屋。ここでは実際のハブを見ることができます。
子どもたちは最初こそ怖がっていましたが、スタッフさんの丁寧な解説に興味津々。ハブエキス入りの化粧品やストラップを購入しました。

奄美の郷土料理 けいはん(鶏飯)ひさ倉で堪能

奄美に来たら必ず食べたいのが郷土料理「けいはん(鶏飯)」。今回は名店「ひさ倉」でいただきました。
白ご飯の上に鶏肉、錦糸卵、椎茸、パパイヤ漬けをのせ、あたたかい鶏スープをかけていただきます。優しい味わいで、体にしみる美味しさ。子どもも「また食べたい」と喜ぶほど、家族みんなで楽しめました。

鶏飯

ハートロックは干潮時に出現

旅の最後は奄美大島の人気スポット「ハートロック」へ。干潮時にだけ姿を現すハート形の岩で、恋愛のパワースポットとして知られています。
海の透明度が高く、太陽の光が差し込むとハートがくっきり浮かび上がります。潮の時間をチェックして訪れるのがポイント。写真映えするので、家族みんなで記念撮影を楽しみました。

まとめ 奄美大島・加計呂麻島は子連れ家族旅行にぴったり

今回の大阪発・奄美大島&加計呂麻島の家族旅行は、自然と人の温かさを感じられる忘れられない旅になりました。
特に印象に残ったのは次のポイントです。

  • 西阿室の静かな海と美しい自然
  • 民宿 南龍の心温まるおもてなし
  • ブルーライト奄美で出会った海亀
  • 奄美海洋展示館での体験学習
  • けいはん(鶏飯)の優しい味

観光地というより、自然の中で家族がゆったり過ごせる場所。それが奄美大島と加計呂麻島の魅力です。海も人も穏やかで、心がリセットされるような旅でした。次は夏に訪れて、もっと海亀と泳いでみたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました